会社案内

社長挨拶

AM(3Dプリンター)技術で夢を拓く

今や3Dプリンターとして知られるAdditive Manufacturing (AM, 3Dプリンティング)技術の原点は、小玉秀男氏の1980年の特許出願です。
さて、私がAM技術の原点である光造形法と出会ったのは、三菱商事に勤務していた1986年でした。
そして、翌年の1987年にはAM装置の開発と事業化に着手していました。
その後、光造形装置メーカーのシーメット社や光造形産業協会(現RP産業協会)を設立したり、理化学研究所で装置の開発を行ったりと一貫してAM技術の開発・普及と事業化に携わって参りました。

その私が注目していたのがSelective Laser Sintering(SLS)技術です。
テキサス大学で開発されたSLS技術は、樹脂・金属の粉末を溶融・焼結させて造形する技術で、最終製品と同じ材料を用いることができます。
今日、SLS技術はPowder Bed Fusion(PBF, 粉末床溶融結合)技術と呼ばれています。

私は1996年に三菱商事を退社し、同年11月18日に当社アスペクトを設立しましたが、上述のPBF装置を製品化したDTM社(テキサス大学により設立された会社)の販売権を獲得し、同技術の普及に努めてきました。
その後、当社は2006年に日本版装置SEMpliceシリーズの製品化を行いました。
また、経産省や文科省の支援を得て、積層や造形技術の基礎研究や製品向上の研究開発を実施し、精度と生産性を大幅に向上させたRaFaElシリーズを2011年にリリースしました。

そして、このRaFaElで2012年東京都ベンチャー技術大賞を受賞することができました。

最近、当社はRaFaElⅡとスーパーエンプラ対応のRaFaElⅡ-HTをリリースしました。
RaFaElⅡとRaFaElⅡ-HTシリーズは、試作品製造のみならず最終製品を造形する装置を目指しています。
当社は、日本国内のAM技術そしてPBF技術の担い手として、これまで以上に材料開発や装置改良にチャレンジし、日本のAM技術の発展に貢献したいと思っています。

代表取締役社長 早野誠治

会社概要

会社名株式会社アスペクト
設立1996年11月28日
資本金3000万円
事業内容粉末床溶融結合装置RaFaEl開発・販売・保守
粉末樹脂材料開発・販売
AM装置を用いた受託造形サービス(モデリングサービス)
AM技術の用途開発や共同研究開発
ソフトウエア開発
役員代表取締役社長 早野 誠治
総務担当取締役 早野 眞奈美
技術担当取締役 萩原 正
設備【粉末床溶融結合装置】
当社独自開発装置 RaFaEl、SEMplice

【CADおよびAM関連ソフトウェア】
CATIA V5
SolidWorks
Magics
PTC Creo Elements/Direct Modeling

【計測器類その他】
万能試験機(引張・圧縮) 衝撃試験機 メルトインデクサ
粉末水分率測定機 ブラスター ウェットブラスター 恒温槽
真空乾燥機 示差熱分析装置
所在地【 東京本社 】
住所:〒206-0802
東京都稲城市東長沼3104-1 稲城ガーデニア弐番館101
Googleマップで開く
TEL:042-370-7900
FAX:042-370-7901
ISO9001:2015認証取得済み

【 名古屋支店 】
住所:〒491-0912
愛知県一宮市新生2-5-14 シュロスオオノ101
Googleマップで開く
TEL:0586-44-1953
FAX:0586-44-1954

【 テクニカルセンター 】
住所:〒206-0025
東京都多摩市永山6-17-10
Googleマップで開く
TEL:042-310-2501
FAX:042-310-2502
ISO9001:2015認証取得済み
アクセスバス、電車をご利用の場合
京王永山駅、または小田急永山駅下車
永山駅バス停より10分 瓜生バス停下車 徒歩4分

会社沿革

2022年9月中小企業経営支援等対策費補助金(成長型中小企業等研究開発支援事業)
研究テーマ「最終製品、保守部品生産実現のための新システムと
新プロセス開発による粉末溶融結合3Dプリンタの超高速化」
2021年12月粉末床溶融結合装置AM-E3シリーズの出荷開始
2020年3月UL認証:E513172-積層造形用プラスチックのブルーカードを日本で初めて取得
2019年6月大型高温樹脂対応装置RaFaElⅡ550-HTの出荷開始
2018年10月平成30年度東京都功労者表彰「技術振興功労」受賞 早野誠治
2017年6月中型高温樹脂対応装置装置RaFaElⅡ300HTの出荷開始
2017年4月文部科学省「戦略的創造研究推進事業」「先端的低炭素化技術開発(ALCA)」参画
2017年2月企業価値認定授与
2016年11月ISO9001の認証を取得
2016年10月「勇気ある経営大賞」優秀賞を受賞
2016年2月小型高温樹脂対応装置RaFaElⅡ150-HTの出荷開始
2015年8月粉末床溶融結合装置RaFaElⅡシリーズの出荷開始
2014年12月富士技術センターを東京都多摩市の永山に移転、名称をテクニカルセンターとする
2014年10月内閣府「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術」参画
2012年11月RaFaEl 550が東京都ベンチャー技術大賞を受賞
2011年6月粉末床溶融結合装置RaFaElシリーズの出荷開始
2010年11月「ニッポン新事業創出大賞」特別賞受賞
2010年7月NEDO「次世代素材等レーザー加工技術開発プロジェクト」」参画
2009年9月経済産業省「戦略的基盤技術高度化支援事業」参加
2007年6月文部科学省「都市エリア産学官連携促進事業」参画
2006年8月経済産業省「地域新生コンソーシアム研究開発事業」参画
2006年12月国内初の粉末床溶融結合装置SEMplice出荷開始
2001年7月富士技術センターを開設
1999年12月東京都ベンチャー100に選出
1999年1月名古屋支店開設
1998年12月ベンチャー育成法企業に認定
1996年11月株式会社アスペクト設立